Linuxのフリーソフトにおけるライセンスとパッケージ管理の仕組みについて見てみましょう。
フリーソフトとライセンス
ソフトウェアを利用する上で課される条件を『ライセンス』といいます。 有名なライセンスとしては、以下のようなものがあります。
・GNU GPL (General Public License) ・BSD License(Berkeley Software Distribution License) ・MPL (Mozilla Public License)
上記のライセンスには、ソフトのソースコードの公開がライセンスに加えられています。 このようなソフトウェアは、『オープンソース・ソフト』と呼ばれています。
Linuxソフトウェアの追加と削除
Linux用のソフトウェアの多くは『パッケージ』と呼ばれる形式のファイルで配布されています。
多くのLinuxディストリビューションでは、システムに導入するソフトウェアを
このパッケージ単位で管理しています。このソフトを『パッケージ管理システム』と呼びます。
これは、システムに導入済みの全パッケージをデータベース化しておき、
それに基づいてパッケージの追加や削除を統合管理しています。
パッケージには、大きく分けてRed Hat系Linuxの採用する『RPM』と
Debian系Linuxの採用する『deb』の2種類があります。
コマンド名は、前者が『rpm』、後者が『dpkg』になります。